「社会保険」って一体なに?
「社会保険」って一体なに?
まず、その前に、保険ってなんでしょう?
保険というのは、万が一のための経済的損害を補うための制度といえます。
保険には大きく分けて「私的な保険」と「公的な保険(=社会保険)」があります。
「私的保険」とは、個人が自分の意思で加入する民間の保険のこと。
一方、「社会保険」とは、国民の健全な生活を守るために、国が強制的に対象者を定め、公的機関が損失を保証する保険制度のことです。
社会保険には、「労災保険」「雇用保険」といった労働に関連する保証をするものと、「医療保険(健康保険)」「介護保険」「年金保険」といった安心して暮らすための保険があります。
このような、公的な保険制度である社会保険に関する専門知識をもち、お困り事がある方にわかりやすくアドバイスをするのが社労士の役目の一つです。
「労務管理」って何のこと?
「労務管理」って何のこと?
労務管理とは、従業員の採用から退職まで、研修・賃金・労働時間の管理・昇給・異動など、労働者に関する様々な決まり事を定め運営することです。
一言で言うならば、「人事・総務」部門が扱う仕事全般のようなものです。
大きな企業は、人事・総務部門にそれに専従する人材を配置することが出来ますが、中小企業ではなかなかそうはいきません。
社労士は、人事・総務部門に注力出来ない中小企業様や、専門家を必要とする企業様の言わば社外にあるプロフェッショナル総務人事部として、各種手続き業務や、労働基準法をはじめとする各種法令を守るためのアドバイスはもちろん、労使トラブルを未然に防ぐお手伝いをさせていただきます。
あくまでも、個人的な見解ですが、実は社労士って軍師のような存在なのです
社労士事務所ナレッジパートナーの代表者は「黒田」といいます。事務所の所在地は「姫路」です。「姫路」「黒田」といえば、大河ドラマで一躍有名になった軍師「黒田官兵衛」。
奇妙なご縁ですが、実は、軍師と社労士って意外と共通点が多いのです。
軍師といえば、厳しい乱世を領主の片腕となり知略をめぐらせ、国を勝利と安定に導く、いわば知恵と人心掌握のプロ。他国との戦いで十分な成果を上げるには、家臣の特性を生かした配置や、領内の紛争の火種にもすばやく対処し、領民の生活の安定にも気を配る必要があったはずです。
社労士というのは、生き残りをかけて戦う経営者様のアドバイザーとして、その会社の理念に沿った人材育成と配置、社内が円滑に動くための仕組み作り、労使トラブルの予防に尽力し、時にはその会社に合った助成金をお勧めし、会社の運営がスムーズに行われるためのお手伝いをさせていただきます。
つまり、社員のポテンシャルを最大限に活用し、理念を実現させ、活き活きと企業が永年継続するための軍師の役割を担うのが社労士なのです。
もちろん企業様だけでなく、個人のお客様につきましても、労働に関するご相談をお受けし、安心して暮らすための年金に関するアドバイスや手続きもさせていただきます。
皆様の幸せな生活のお手伝いに、是非社労士をお役立てください。
企業様にとっての社労士の利用価値
企業における経営資源は「人・モノ・金・情報」とよく言われます。
モノや金は「見える資産」として財務諸表に計上され、企業価値を図る指標とされますが、人は財務諸表からは読み取れない「見えない資産」にあたります。
しかしながら、見える資産が企業という木に成る果実と土壌だとすると、見えない資産は木そのもの(=根幹)であると言えます。
「見えない資産」には、組織資産(企業文化や戦略、ブランド、組織力など)、人的資産(人材)、顧客資産(お客様、アライアンス)がありますが、社労士がお役に立てるのは、組織資産と人的資産分野です。
企業文化や理念を浸透させ、組織力を強化する。従業員が活き活きと才能を発揮し成長する環境を整える。そんな職場作りのお手伝いも社労士の得意分野です。
毎日の業務で既に手がいっぱい、社員教育や企業理念の共有なんて、どうしたらいいかわからないという中小企業様にこそ、企業を強く豊かにし、見えない資産を増やす活性剤として、社労士を是非ご活用いただきたいと考えております。